#79 年金はいつからもらうのがいいのか

07雑記メモ

こんにちは。
神戸・西宮・尼崎・伊丹・宝塚・川西・猪名川など、兵庫県の阪神地域を中心に活動している行政書士の小田晃司です。

今回は少し個人的な話です。

私は普段、終活や老いじたくに関わる中で、

  • 相続
  • 遺言
  • 任意後見
  • 介護
  • 老後資金

などを考える機会が多くあります。

その中で最近、自分自身が50歳を前にして改めて考えているのが、

「年金をいつから受け取るべきか」という問題です。

これは単なる制度論ではなく、

「自分は老後をどう生きるのか」という話だと思っています。


60歳以降も長い

年金の話というと、「65歳が近づいてから考えるもの」

と思っている人が多い気がします。

ただ、私はむしろ、50歳前後から考え始めるべきだと思っています。

もっと早くてもいいかもしれません。

理由は単純で、60歳以降の人生が長いからです。

今の日本人は、

  • 60歳で定年
  • 90歳近くまで生きる

可能性が普通にあります。

つまり、「定年後が30年ある」ということです。


年金は「何歳からもらうか」で大きく変わる

例えば老齢基礎年金・厚生年金は、

  • 60歳繰上げ
  • 65歳通常
  • 70歳繰下げ

を選択できます。

ここで重要なのは、増減率がかなり大きい

という点です。


60歳繰上げ

1か月繰上げるごとに0.4%減額。

つまり、

5年繰上げると24%減になります。

例えば、65歳で月20万円もらえる人が、

60歳受給を選ぶと、月15.2万円程度になります。

しかも、これは一生続くのです。


一方、70歳繰下げ

こちらは逆に、1か月ごとに0.7%増額。

つまり、5年繰下げで42%増になります。

65歳で月20万円の人なら、月28.4万円になる。

これはかなり大きい。


では「何歳まで生きたら得なのか」

ここで重要なのが、損益分岐点です。

一般論としては、

81〜82歳前後が一つの目安と言われています。

つまり、

  • 70歳繰下げ
  • 65歳通常受給

を比較した場合、

82歳より長生きすると繰下げ有利になりやすい。


ただ、私は最近こうも思う

仮に90歳まで生きたとして、

繰下げによって年金額が増えたとしても、

「そのお金を本当に使うのか」

という問題も出てくるのではないかと。

もちろん、

お金がいらなくなることはない

と思います。

ただ一方で、

  • 家がある
  • 食べていける
  • 医療を受けられる
  • 最低限の生活が維持できる

のであれば、

それ以上のお金が、人生の幸福度を大きく変えるとは限らない

とも感じています。

むしろ年齢を重ねるほど、

  • 旅行に行く体力
  • 遠出する気力
  • 高級なものを楽しむ感覚

などは少しずつ変わっていく可能性もあります。

何が言いたいかと言うと、お金があっても使う体力も欲も残っていない可能性がある

と言う事です。


「お金を使って幸せになれる時間」は有限

最近、自分自身が強く思うのはここです。

若い頃は、

  • もっと収入を増やしたい
  • もっと資産を作りたい

という気持ちが強かった。

もちろん今でもお金は大切です。欲しいです。

ただ、就活を通じて体感していることとして、

「幸せを感じながらお金を使える時間」

には限りがあるということです。

例えば、

  • 元気に旅行できる
  • 音楽を楽しめる
  • 夫婦で出かけられる
  • 人と会える
  • 趣味を楽しめる

そういう時間は永遠ではありません。

だから、

「将来のために全部残す」

だけでは、あまり意味がないと思っています。


年金だけではなく、「人生全体のバランス」

を考えるべきで、最近の私は、年金というのは、

「いくら得か」

だけで考えるものではないと思っています。

  • 何歳まで働きたいのか
  • どんな生活をしたいのか
  • 投資をどう考えるのか
  • どれぐらい使うのか
  • どれぐらい残したいのか

全部含めて、「人生全体のバランス」

で考えるべきだと思っています。


長期スパンで考えつつ、「予定通りにはいかない」前提も持つ

人生は本当に読めません。

  • 病気
  • 介護
  • 家族の変化
  • 物価上昇
  • 健康状態

色々あります。

だから、

「完璧な計画」

を立てるというより、

「方向性を持ちながら、柔軟に修正していく」

感覚が大切なのだと思います。


最後に

最近、私は、「お金そのもの」よりも、

「どう生きるか」の方が大事だと思うようになってきました。

もちろん、お金は必要です。欲しいです。繰り返しますが。笑

ただ、

  • 人との繋がり
  • 健康
  • 生きがい
  • 家族
  • 地域との関わり

そういうものの価値の方が、人生後半では大きくなる気がしています。

だからこそ、年金という制度も、

「いくら得か」だけではなく、

「自分はどう生きたいのか」

という視点から考えることが大切なのではないか。

最近はそんなことを考えています。

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